西遊記(2007年東宝)2008年05月07日

西遊記(2007年東宝)

監督:澤田鎌作
製作:亀山千広 企画:大多 亮 プロデュース:鈴木吉弘
脚本:坂元裕二 音楽:武部聡志

【キャスト】
孫悟空…香取慎吾
沙悟浄…内村光良
猪八戒…伊藤淳史
三蔵法師…深津絵里
大倉孝二------仙人・老子役
水川あさみ------凛々役
多部未華子------お姫様・玲美役
岸谷五朗------銀角大王役
鹿賀丈史------金角大王役

DVD発売日: 2008/01/01
時間: 120 分

【内容】
天竺への旅の途中で、三蔵一行が寄ったのは“虎の民の国”。ここは金角大王と銀角大王という兄弟妖怪が王と王妃を亀に変え、国を乗っ取っていた。難を逃れた王女の玲美は、三蔵たちにその妖怪の退治を依頼。玲美の案内で妖怪の住み家に向かうが、そこにはとんでもない罠が仕掛けられていたのだった…。
大ヒット連続ドラマを映画化したものだが、質感は正直、テレビのスペシャル版といった感じはぬぐえない。けれども子どもを連れて安心して観にいける実写の邦画という意味では、07年の夏休み映画の貴重な存在となっている。驚くのはテレビ版よりも進化した孫悟空役の香取慎吾の棒術。にょい棒の扱いがさらに上手になった上、さまざまなアクションにも挑んでいる。特に後半のアクションでは、香取自身がアイディアを出したそう。それらも見モノのひとつだ。また実際の中国でのロケなど、スケール感は相当に大きなものに。金角役の鹿賀丈史のドーンと落ち着いた悪役ぶり、銀角役のちょっとユニークさも見せた岸谷五朗の悪役ぶりなど、ゲスト出演者たちの演技も見どころのひとつとなっている。(横森 文)

【ひと言】
豪華キャストにしたことで俳優さんの存在感は出ていると思う。
特撮も良くできていると思う。
ただ信吾君の一人舞台の感があり何か物足りない。
又せっかくの西遊記なのに胸に突き刺さるような言葉がないのも残念だ。

3つ星☆☆☆ 自分で楽しむには良いかも

デジャヴ(2006年アメリカ)2008年05月08日

デジャヴ(2006年アメリカ)

監督 トニー・スコット
製作:ジェリー・ブラッカイマー
出演者 デンゼル・ワシントン
公開 2006年11月22日
DVD発売日: 2007/08/03
上映時間 127分

【キャスト】
デンゼル・ワシントン:ダグ・カーリン
ポーラ・パットン:クレア
ヴァル・キルマー:プライズワーラ
ジェームズ・カヴィーゼル:キャロル
アダム・ゴールドバーグ:デニー
エルデン・ヘンソン:ガナーズ
ブルース・グリーンウッド:ジャック
エル・ファニング:アビー

【内容】
「過去に見たような気がする光景」という意味のタイトルどおり、主人公の捜査官ダグは、デジャヴを感じたことで信じがたい運命に巻き込まれていく。500名以上が乗るフェリーが爆破され、事件に関係すると思われた女性の遺体から、真相に迫ろうとするダグ。特別捜査本部では「4日と6時間前」の監視映像が見られるという最新システムが使われ、犯人像が絞り込まれていく。
事件の真相よりも、衛星と特殊カメラを使って、特定の家の内部まで監視するシステムのリアルさに驚かされる。過去と現在をつなぐ物語なので、細かい部分に突っ込みどころはあるものの、物語のオリジナリティは評価したい。デンザル・ワシントンは、いつもながら骨太な存在感を出しているが、ヒロイン役に抜擢されたポーラ・パットンが魅力的なのは、新人を発掘するのがうまいプロデューサー、ジェリー・ブラッカイマーの才能だろう。撮影は2006年初めのニューオリンズで行われ、前年、ハリケーン「カトリーナ」がもたらした悲惨な状況もフィルムに焼き付けている。(斉藤博昭)

【ひと言】
全く予備知識なしでの鑑賞だったが面白い。
発想・ストーリー・展開などかなり楽しめる映画だ。

4つ星☆☆☆☆ 見る価値あり